※まずはこの動画の内容だけ抑えていただければ大丈夫です。
ですが、
「なぜこのやり方をするのか?」
「さらに深く知りたい!」
「もっと効果をあげたい」
そんな方は以下のテキストを読んでさらに理解を深めてください。
ターゲット部位
大胸筋の内側と上部
鎖骨と上腕骨(腕)に付着しているため
この2点を近づけるようにトレーニングを行う

簡易的な解説
①ベンチを30〜40度にセットする
②肩甲骨を寄せて胸を張る
②小指、薬指、中指でダンベルを強く握る
④ベンチに座る時はもも裏とお尻の境で座り骨盤を安定させる
⑤肩甲骨を寄せた状態でベンチに寝る
⑥手のひらを向かい合わせにするようにダンベルを持つ
⑦ダンベルを蹴り上げて肩を落とす
⑨ダンベルをくっつけたまま胸の下にくるようにゆっくり下ろす
⑩肘を開きすぎず反動を使わないで押し上げる
具体的な解説
①インクラインベンチを30〜45度にセットする
大胸筋の内側と上部に刺激を入れやすくするため。
角度をつけすぎると肩に負荷が乗りやすいため浅い角度がおすすめです。

②胸を張る(肩甲骨と骨盤を固定)
大胸筋の最大可動域を確保するために胸を張ることが必須。
一番意識するべき項目。
胸を張るイメージとしては胸は鳩尾が上を向くようにすると良い。
そしてもう一つの理由は、重量を扱いやすくするためでもある。
胸を張るということは肩甲骨と骨盤を固定することなので、基本の姿勢が取りやすくなり、身体の連動がつながり、脚で地面を踏んだ力がハムストリングス→お尻→広背筋へと伝わって重量を扱いやすくなるということにも繋がってくる。

③小指、薬指、中指で強くダンベルを握る
さらに肩甲骨を固定しやすくするための手段。
背中の神経支配は小指と薬指なので、強く握ることで広背筋が使いやすく肩甲骨の固定がしやすくなる。
小指と薬指だけだと力が入りにくいので、中指も強く握る方が良い。

④三頭筋→三角筋後部→広背筋上部→広背筋下部の順番に力を入れて背面を固定する
②で強く握った指の感覚と背中の感覚を繋げ、肩甲骨の固定力をさらに上げる。
そして、最初から広背筋下部まで力を入れるのは難しいので、この順番で力を伝えていくと感覚を覚えやすい。

⑤座る時はもも裏とお尻の境で座り骨盤を安定させる
この座り方だと骨盤が前傾する事になる。
よって、広背筋の起始部が停止部に近づき広背筋が収縮しやすくなり肩甲骨の固定力が上がる。
座るときに股関節を折るように座ると骨盤の前傾を保ちやすい。

⑥手のひらを向かい合わせにするようにダンベルを持つ
大胸筋の最上部を収縮しやすくするために行う。
前腕を回転させるのではなく、上腕を回転させて、手のひらを向かい合わせにする。
そして、ベンチに座るときは肩を落とし胸を張った状態でベンチに座る。


⑦親指の付け根に重さが乗るように持つ
小指側に重さがいってしまうと三頭筋に負荷が移行してしまうため、
親指の付け根に重さが載るように持ちましょう。

⑧ダンベルを下ろすときはローイングをイメージする
ダンベルを下ろす時は、さらに肩甲骨を固定しやすくするためと大胸筋をストレッチさせるため。

⑨肘を開きすぎず反動を使わないで押し上げる
肘を開きすぎると肩に負荷が乗ってしまい大胸筋への負荷が抜けてしまう。
さらに、肩甲骨の固定が甘くなり肩が上がってしまうためNG。
また反動を使って押し上げてしまっても大胸筋への負荷が逃げてしまう。
よってダンベルを教え上げる時は、肘は開きすぎず反動を使わないで押し上げる。
注意点
・ダンベルはくっつけたまま行う。
・ダンベルの位置は固定したま。
・肘を外に開きすぎない。
・反動を使って押し上げない。
意識
・骨盤を前傾し、鳩尾が上を向くように胸を張る。
・小指、薬指、中指で強く握る
・肘を下げローイングするようにダンベルを下ろす
・肩が上がらない(肩甲骨と骨盤の固定)
この資料の使い方
最終的には書いてあること全てを出来る様にしてほしいです。
ですが、難しいと思うので最初は実際にこの資料通りにやってみて
まずは、ピンとくることだけに意識を置いて練習して下さい。
最初にピンと来たことを完璧に身につけたときに
他のポイントも理解できるようになります。